I.D.K.THEATER vol.5 「渇いた記憶」
<DATE>2001.11/18・14:30開映 <PLACE>スペース三軒屋I.D.K.創立10周年となった2001年は、I.D.K.シアターを開始した'98年以来実に3年振りに、 |
---|
ー演出についてー
|
---|
アーロンさんのご意見(メール&アンケートより) 映画として、よくできていたと思います。が、インディーズらしさが無いです。 もっと新鮮なものが欲しかったです。とてもよく出来ているんですよ。でもプロではない! それでも出演者はかなり上手に見えます。背伸びは感じますが。 音楽も前作に増してどんどんプロ化していますね。 I.D.K.の作品を見るのは、前作"Door"に続き二度目です。 上映会は大入り満員でしたね。予約しておけばよかったと思いました。 “映画”と言う物を意識して観始めた時が、今からちょうど30年前の中学生の頃です。 なんて言うと、ちょっと「お~!」かもしれませんが、全然普通の映画好きの人間です。 それでも10代~20代の頃は、演劇をやってみたり、オーディションを受けてみたり、イベントホールの裏方をやっていたり・・・。 その頃は、試写会の様な物で、35mm映写機を回したりした事もあるんですよ。 今考えると恐い事ですけどね。 アンケートで辛口のコメントをしたのも、映画(映像)のクオリティーは、8mmフィルムで一生懸命インディーズムービーを創っていた時代と比べると、撮影器材の向上やパソコンの普及で、誰でも一定のレベル以上の撮影は出来る時代に成ってるからです。 インディーズには、インディーズの良さがあると思います。若さで出来るハチャメチャな部分を持っていてほしいのです。 映倫が絡むプロの作品の亜流の作品創りは金儲けが絡む、一部の映画のプロデューサーにまかせておけば良いと思ってます。(これはプロに対する辛口コメントです (^笑^)% ) もう、約20年ほども前の事で、本当に恐縮ですが、芝居をやっていた頃、今回の『渇いた記憶』と似た人物設定で、オリジナルの舞台劇を書いた事があります。 『おだやかな構図』と言う その芝居の登場人物は、姉と知恵遅れの弟、姉の彼氏、それにアンドロイドでは無く、自信家の祖母です。 自分の生き方に疑問を持つゆとりも無く、女手一つで、死んだ我子の子供達をただ一生懸命育てて来た老女が、知恵遅れの弟の煩わしさに家を出た孫娘の久しぶりの里帰りに、孫娘に同行して来た、初めて会う孫娘の彼氏のその若さゆえの放つ輝きに久しぶりに嬉しい一時を過ごしたものの、2人が帰った後に、団欒に得たテンションの裏に潜む年取った我が身への、喩えようも無い恐怖におののく。それを救うのが、自分が一方的に育て上げたと思っていた知恵遅れの孫だった。てな芝居でした。 どこか井手さんの今回の作品と共通する視点が有ると思いませんか? 僕は自分の作品を思い出しながら井手さんの作品を観てました。 撮影レベルや凡ミスは、極力アンケートには突っ込まない事にしています。そんな事、誰よりも映画製作をされたご本人が良く解って、悔やまれる事だと思ってるから、揚げ足を取る様な事は僕はしないつもりで書いてます。 一生懸命お創りになった映画です。僕も、これからも真摯に観させていただきます。そして思いっきり楽しませていただきますね。 どうぞこれからも楽しんで映画創りをしてくださいね。そして次回も是非ご案内ください。 もうすでに、楽しみに次回作をお待ちしております! |
---|
開催当時の告知ページ!(大都会にほえろ!のアンケートあり)